広報だより
斬新な塩ビデザインが魅了 「上田学園コレクション2020」
上田安子服飾専門学校とPVCnextがコラボ。
学生作品の中で広がる「塩ビの無限な可能性」
上田安子服飾専門学校は、1941年設立の歴史を持つ学校。創立者の上田安子は、日本のファッション創成期に単身渡仏しクリスチャン・ディオール氏に師事。日本に初めて本場のオートクチュール技術を紹介し、服飾業界の発展に大きく貢献した。
学校法人上田学園 上田安子服飾専門学校(大阪市北区)が主催する「第144回上田学園コレクション2020」が1月18日、「カラーズ・時代の色彩」をメインテーマにグランフロント大阪のコングレコンベンションセンターで開催されました。注目のファッションショーでは、学生創作による約250点のコレクションの一部として、「暗闇の中の光」をテーマに軟質塩ビシートを使った斬新なデザインが、多くの来場者を魅了しました。
産学連携の推進が学校の強み
上田安子服飾専門学校は、専門学校の中でも早くから産学連携を積極的に進め、これまで様々な業界とコラボレーションを行ってきました。塩ビ業界とも、関西の塩ビ加工会社のグループ・PVCnextと2012年以来、授業で塩ビを使ったコラボレーションを行っており、現在では「学生たちのデザイン表現の中で塩ビは無限な可能性を秘めた素材」(学生を指導した濵屋但先生)となっています。
今回のコレクションでは、学生たちがオカモト㈱の光を集める蛍光グリーンの軟質塩ビを使って、モダンでマニッシュなテーラードスタイルを提案。光を集める蛍光グリーンが、舞台の照明に照らされることにより、暗闇の中で光る鉱物をイメージするような演出になり、見る人たちを感動の世界へ導きました。