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㈱JALUXの「ウルトラマンフィギュア」シリーズ
JAL限定仕様のソフビ人形。
精巧&リアルな造形にコレクターも注目
日本航空の通販事業などを手がける㈱JALUX(ジャルックス/篠原昌司社長;本社 東京都港区)が発売した「ウルトラマンフィギュア」が人気です。精巧&リアルな作りにコレクターも注目するソフビ人形、これはスゴい!
ハンパないリアル感
まずは、上の写真をとくとご覧ください。腕を十字に組んで必殺のスペシウム光線を放射する、初代ウルトラマンお得意のポーズ。キマってます。カッコいい!何より驚くのは、このリアル感のハンパなさ。軽く腰を落として膝を曲げた自然な立ち姿、地を踏む足下の軽快感、コスチュームに寄ったヒダと陰影まで見事に表現されていて、まるで中に人が入っているかのようです。
世にウルトラマンフィギュア多しと言えど、ここまで実物感を再現したものは、まさにレアケース。フィギュアファンを魅了するのも頷ける、アッパレの出来映えです。
第1弾は2か月で完売
このスペシウム光線ポーズのバージョンは、JALUX が販売したウルトラマンフィギュアの第3弾。2018年の11月に1,000個限定で通信販売されたもので、第1弾の好評がその後のシリーズ化に繋がったといいます。ダイレクトマーケティング部リテール商品企画課の松丸晶子上席主任のお話。
㈱JALUX
航空・空港領域に強みを持つ商社。1962年に日本航空の付帯事業を行う会社として設立された。現在の株主構成は総合商社の双日(22.0%)、日本航空(21.35%)等。
❶航空機部品などの調達を行う航空・空港事業、❷保険・不動産事業などを行うライフサービス事業、❸空港店舗の運営や免税品の卸、機内販売・通信販売などを行うリテール事業、❹農水産物・ワインの貿易や加工食品の供給などを行うフーズ・ビバレッジ事業、の4セグメントで幅広い活動を展開している。
ウルトラマンフィギュアはリテール事業のひとつとして企画されたもの。
「第1弾を発売したのは2015年5月。ウルトラ先得というJALの割引キャンペーンに合わせて企画したのが最初です。この時は機内販売オンリーでしたが、限定1,000個が2か月もしないで完売しました。この好評を受けて第2弾のウルトラセブンを発売したのが2017年の10月。今度は飛行機に乗らなくても買えるように通信販売にしましたが、やはり限定1,000個が数ヶ月で完売となりました」
商品企画課の伊藤卓生課長によれば「プレゼントなどの需要が増える年末期に合わせて発売していることもありますが、やはりJAL限定仕様、限定販売という点がコレクターの心理にアピールするのだと思います。シリーズで集めている人も少なくありません」とのこと。
JALのロゴ入り台座や鑑賞用の特製パッケージも、希少価値を高めているポイントと言えます。
第4弾は?
ウルトラマンフィギュアを製作したのは、特撮ヒーローや怪獣などのフィギュアで定評のある㈱エクスプラス。緻密でリアルなモノづくりが、コレクターからも高い支持を得ているソフビメーカーです。
「第1弾からエクスプラスにお願いしていますが、その都度相談しながら企画を練っています。技術力では定評のある会社ですから、こちらから注文することは多くありませんが、拘ったのはボディのカラーリング。ウルトラマン本来のレッド&シルバーを、JALのシンボルカラーであるレッド&ホワイトにしてもらったのですが、すっきりした白を出すのが結構難しかったと聞いています」(松丸さん)
手にとってみると、一般のソフビに比べてやや固めの手触りで、このへんにリアルさを表現する上でのノウハウがありそうです。「第4弾の発売予定はいまのところありませんが、ウルトラマン以外でも、事業に関連のあるキャラクターがあれば扱ってみたい。ソフビ玩具の企画はとても楽しいですね」(同)
それにしても、見るほどにカッコいいスペシウム光線ポーズ。ウルトラマンは永遠です!
㈱JALUX
JALUXの通販カタログには、塩ビを使ったこんな製品も。いずれも[JALオリジナル]。❶ サイズ約4cmの「ひこうきマグネット3機種セット」。本体が塩ビ製。❷ ポリエステル生地に塩ビをコーティングした「スポーツバッグ ブラック」(ほかにホワイトとレッドも)。防水・耐水性が高く、緊急時にはバケツや空気枕としても使用可能。❸ 尾翼やランディングギアなどに塩ビを使った「飛行機貯金箱」(日本硬貨のみ対応)