世界に先駆け米FDA規格適合シートを開発
PTPは1950年代にヨーロッパで始まり、薬剤の品質保護性能の高さ、使いやすさから世界中で使用されるようになった。
日本では、60年代から導入が進んだが、PTP用シートの国産化は住友ベークライトが嚆矢。同社は、先に開発していた硬質塩ビシートを独自の研究によりPTP用途に展開。世界に先駆けて米国食品医薬品庁(FDA)規格に適合する配合を確立し、1966年、PTP用「スミライトVSS」として発売した。以来、各種PTP用シートの開発、シリーズ化を進め、その製品は国内外で広く利用されている。