ソフトPVC作品が入賞!
初のアップサイクル学生デザインコンペ。 端材の再利用で新たな作品創出
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3位入賞した塩ビレザーの
セパレート式トートバッグ「Separatote」 |
日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)関西ブロックと、NPOの[VVV]ヴィークラフトが中心となり開催したアップサイクル学生デザインコンペ(後援=箕面市)の発表会が3月25日、大阪府箕面市の中央生涯学習センターで開催され、塩ビレザーを利用したセパレート式トートバッグが、見事3位に入賞を果たしました。
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●アップサイクルとは
「アップサイクル」とは廃棄する材料や使わなくなった物を、他の素材との組み合わせやデザインによって新しい価値を生み出すことを言います。ただ再利用するだけのリサイクルとは違い、アイデアや工夫次第で、とてもオシャレでエコなアイテムに変えてしまうアップサイクルは今、世界中に広がりつつあります。
今回のコンペは、そんなアップサイクルで生まれ変わった作品を学生から募ったもので、これが初めての試みだそうです。参加したのは関西のデザイン系大学と専門学校の学生21名で、メーカーから提供された廃棄材や端材シートなどを再利用(アップサイクル)した様々なアイデア作品が発表されました(日本ビニル工業会会員企業のオカモト(株)も塩ビレザーシート端材を提供)。
●様々な付加価値を持つ作品の提案も
廃材の素材は消防ホースや紙、木材、包装材料、塩ビレザーなど様々です。作品も小物、アクセサリー、生活雑貨、鞄、照明器具など、デザインや機能など価値を高めたプロトタイプが二十数点展示されました。
発表会では、制作した学生による作品のプレゼンテーションと質疑応答が行われた後、JIDA、ヴィークラフトの審査員が社会貢献性、商品性、デザイン性の観点から評価して上位3点に賞が与えられました。
1位は厚紙を使い折り込んだ照明器具、2位はフリースとジーンズの端布を使用した幼児用だっこひも、3位は塩ビレザーを利用したセパレート式トートバッグでした。中にはPVC DESIGN AWARDでも高い評価を受けそうな素晴らしい作品も見かけました。
今後、デザインや機能を工夫したアップサイクルを若者のデザイン力で新しいリサイクルの形として世間に広がればと期待します。
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1位に輝いた紙照明「輪舞」 |
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受賞者の学生(中央3名)とJIDAの方々 |
【日本ビニル工業会 鈴木 環】
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