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(info@genki-net.jp) |
『みんなで創るオリンピック・パラリンピック』「出版記念交流会」開く(元気ネット)
「持続可能な社会をつくる元気ネット」(通称元気ネット)は、ごみ問題の解決や環境のまちづくりなど、市民、事業者、行政の連携で持続可能な社会を実現しようと活動を続けるNPO法人。4月17日の夕べ、同会による新著『みんなで創るオリンピック・パラリンピック−ロンドンに学ぶ「ごみゼロ」への挑戦−』(環境新聞社刊)の出版を記念する交流会が、東京西新宿のTOKYO都庁 議事堂レストランで開催され、2020年東京オリンピックに向け「ごみゼロ大会」を実現しようと願う関係者が参加して、貴重な交流のひとときを過ごしました。
●東京大会をロンドン以上の「ごみゼロイベント」に
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交流会の様子
(左の写真。右は視察報告を行う鬼沢事務局長) |
2012年のロンドンオリンピック・パラリンピックは、スクラップ&ビルドではない、持続可能性を目指して運営された「史上最も環境に優しい大会」と言われます。『みんなで創るオリンピック・パラリンピック』は、元気ネットのメンバーが2014年に行った閉会後の状況視察の内容をまとめたもので、タイトルには、2020年の東京大会をロンドンを超える「ごみゼロイベント」にするため「一緒に考え行動しよう」という願いが込められています。
その出版を祝って開かれたのが、この夜の交流会。環境省小林正明総合環境政策局長をはじめ、行政、市民・NPO、企業・団体などから約200名が集った会場では、視察団(崎田裕子理事長、鬼沢良子事務局長と事務局の足立夏子さん)を代表して鬼沢事務局長が出版の趣旨と視察内容を紹介した後、趣旨に賛同する参加者が次々にリレートークを行って場内を盛り上げました。
同書の中には、東京大会の開催を機に、市民一人ひとりが持続可能な暮らしや都市を共に創る意思を持つことの大切さ、そして、その市民力を活かして「持続可能な社会」を実現するための元気ネットからの提案が述べられています。同NPOの協力で中央区環境まつりなどに参加してきた塩ビ業界としても、その提案が実現されることを祈らずにいられない一夜となりました。
ロンドン五輪で大活躍の塩ビ製品が、様々な形で再利用されています
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床材は小学校の廊下に再利用 |
ロンドンオリンピック・パラリンピックでは、リユース、リサイクルが可能な塩ビ製品が大活躍。メインスタジアムやバスケット競技場、水泳競技場などでシート、ケーブル、パイプ、椅子などに使われたほか、競技場のモダンなデザイン表現に役立ったターポリンは、総面積14万平米余り、東京ドームの3倍の面積が使われています。
これらの製品のうち、オリンピック期間のみ使用された部材は、閉会後、極力再利用、リサイクルされており、例えばバスケット競技場で使用されたものは、2016年開催のリオデジャネイロ・オリンピックで再利用される予定。また、同競技場の床材は小学校に提供され、「チャンピオンの廊下」(Corridor of Champions)として再使用されています(左の写真)。さらにシート材も、繊維部分を分離した後、樹脂部分の一部は、学校の体育で使うマットなどに生まれ変わっています。(以上は、欧州の塩ビ関連団体からの情報による) |
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