2014年9月 No.90
 

塩ビ管・継手の普及・啓発活動、 2年目へ
(塩化ビニル管・継手協会)

注目の3カ年計画、平成26年度の活動内容まとまる。
自治体訪問は25ヶ所、冊子・DVDなど資料活用も充実

 塩化ビニル管・継手協会では、全国の自治体・事業体を対象に塩ビ管・継手の普及・啓発活動(3ヵ年計画)に取り組んでいます。このほど、その2年目となる平成26年度の活動計画がまとまりました。今年は計25ヶ所の自治体・事業体を訪問するほか、冊子やDVDなど資料類の活用もさらに充実させています。

●25年度の成果、24自治体の116部署を訪問

新たに制作されたDVD

 塩ビ管・継手の普及・啓発活動は、平成25年10月〜27年度末までの足掛け3年にわたる長期プロジェクト。計75自治体・事業体の上下水道、農業用水の担当部署を訪問して、塩ビ管の耐震性や耐久性に関する最新の研究データの紹介などにより、改めて「安心して使える塩ビ管」への理解を深めてもらおうというもので、担当者との面談はもちろん、要望があれば講習会・研修会も開催するほか、直接訪問できない自治体には資料(分野別資料「水道編」「下水道編」「農水編」)の配布により対応することになっています。
 初年度である25年度は、24自治体の116部署(行政機関の関係部署と土地改良事業団体連合会の出先機関)を訪問(うち3部署では講習会を開催)したほか、約2,200ヶ所に資料を配布。また、耐震性・耐久性に関する最新データなどをまとめたDVD『塩化ビニル管・継手をもっと知っていただくために』も完成するなど、ほぼ所期の目的を達成した結果となりました。

●訪問先を充実・強化。全簡協加盟市町村などを追加

 25年度の結果を踏まえて、26年度は主に以下の活動を進めていく計画です。
 【自治体・事業体訪問】 今年度は7月から取り組みをスタートし、計25ヶ所を訪問する予定。特に新たな訪問先として、@水道用途の塩ビ管使用比率が高い小規模都市(全国簡易水道協議会に加盟している市町村)、A上下水道についてコンサルタント業務を行う一般社団法人 全国上下水道コンサルタント協会の地区支部、の2つが追加されており、前者については水道用途の塩ビ管普及を進める13ヶ所、後者については4支部が予定されています。
 これにより、訪問先の充実を図っているのが、26年度の大きな強化ポイントとなっています。
 【講習会・研修会の開催】 25年度の訪問時に講習会の要望・検討のあった自治体・事業体をフォローするほか、新たな訪問先に加えられた全国簡易水道協議会の加盟市町村や全国上下水道コンサルタント協会の地区支部、さらに農業用水に関わる土地改良事業団体連合会の出先機関などについて重点的に対応していく計画です(直接訪問して要望があれば対応)。
 【全国の関連自治体・事業体への資料配布】 25年度に配布した部署(約2,200ヶ所)には引き続き資料を配布します。また、塩ビ管を多く使用している、あるいは扱っている部署を選定して新規に配布する予定(全国簡易水道協議会の加盟市町村、土地改良事業団体連合会の出先機関など約650ヶ所)。
 なお、配布資料としては分野別資料「水道編」「下水道編」「農水編」の改訂版(「水道編」ではRRロング管の耐震性を強調したほか、「下水道編」では習志野市の35年使用管の評価結果を盛り込むなど、3編とも最新情報を追加)を中心に、前記DVDも今年から本格活用していく計画です。