特集/PVC Design Award 2013
大賞は、石田麻紀さん「DECO BAG」と草深仁志さん「AIRQUIN」に 塩ビ業界一丸のデザイン発掘コンテスト。3回目迎え注目度さらにアップ
石田さん「機能性、デサイン性を追及していく」
ジャパン・プラス梶i東京都)の石田麻紀さんの作品「DECO BAG」は、表面に凹凸加工を施した緩衝機能付きのショッピングバッグ。塩ビシートを真空成形してエッジの効いた形を実現するという難しい技術に挑戦したことなどが評価されました。
「PVC Design Award への挑戦は3回目。軟質塩ビはデザイナーにとってとても面白い素材です。これか らも塩ビの機能性、デサイン性を追及していきたいと思います」(石田さん)
草深さん「来年もチャンスがあれば挑戦したい」
潟}インドクリエイトジャパン(東京都)の草深仁志さんの作品「AIRQUIN(エアキン)」は、空気入りマネキン。コンパクトさや収納・保管・移動の簡易さだけでなく、リアルな表現力の高さが「日本のものづくりの力を示すもの」と評価されました。
「私がやりたかったのはマネキンにブランド力をつけること。自分のイメージを具体化する上で、軟質塩ビは可能性が大きい。今回初挑戦でしたが、来年もチャンスがあれば出品したい」(草深さん)
軟質塩ビの多彩な特長(柔軟性、加工性、透明性など)を生かした清新なデザイン・製品を業界内外から公募する「PVC Design Award」。今回は全国から327件(デザイン部門220件、製品部門107件。昨年は計242件)もの力作が寄せられた中から、20件が受賞作(大賞2、優秀賞2、入賞11、佳作5)に決定。表彰式では実行委員長を務めた塩ビ工業・環境協会の森会長が、各受賞者に表彰状と賞金(大賞は100万円)を贈呈し、関係者とともにその成果を称えました。(受 賞者の詳細は日本ビニル工業会のHP〈http://www.vinyl-ass.gr.jp〉参照)