2010年9月 No.74
 

「長寿命でリサイクルにも適した塩ビ管」をPR
塩化ビニル管・継手協会が「下水道展‘10名古屋」に出展

 塩化ビニル管・継手協会は、7月27日〜30日まで名古屋市港区のポートメッセなごやで開催された「下水道展‘10名古屋」(主催=(社)日本下水道協会)に出展。各種の製品・パネル展示、パンフレットの配布などにより「長寿命でリサイクルにも適した塩ビ管」をアピールしました。関連の話題と併せて、会場のひとコマをピックアップ。

●埋設後30年経過した塩ビ下水道管が話題

  塩化ビニル管・継手協会のブース

 下水道展は、下水道の設計・測量、建設、管路資器材、維持管理などに関する最新の技術と機器等を一堂に集めて紹介する業界最大の総合イベント。7年ぶりの名古屋開催となった今回は、「循環のみちを拓く」をメインテーマに278社・団体が出展。4日間の来場者数はおよそ7万6000人に達しています。
 今回の塩化ビニル管・継手協会のブースは、塩ビ管の耐震性と耐久性、リサイクル性などを中心としたもので、開催当日は、国土交通省の三日月副大臣、松井下水道部長、名古屋市の河村市長も見学に訪れました。
 中でも話題を集めたのが、名古屋市上下水道局管内から掘り出された埋設後30年経過した塩ビ下水道管の実物展示。引張り試験や伸び試験の結果から、基本性能が殆ど劣化していないこと、継手に使われたゴム輪も殆ど変化がないこと、などの説明を受けた来場者の中には、「塩ビ管が50年以上持つということは聞いていたが、実際に見ると改めて驚く」といった感想を洩らす人も。
 また、塩ビ管と継手を使用した耐震配管モデルや、リサイクル塩ビ管の配管モデルの展示なども、地震や環境に対応した技術開発の事例として来場者の注目を集めました。

30年経過の塩ビ下水道管   耐震配管モデル   リサイクル塩ビ管の配管モデル   リサイクル管の展示

●塩ビ管メーカーや関連団体も出展

非開削型の塩ビの管路更生工法に見入る来場者

 会場では、塩化ビニル管・継手協会以外にも、塩ビ管メーカーや関連団体が多数出展して、それぞれの最新技術を公開。
 来場者は、老朽化の進む日本の下水道を手早くリニューアルする非開削型の塩ビの管路更生工法や、独自技術を駆使した塩ビのリサイクル管・継手の展示などに関心を寄せていました。