協会との連携について同センターでは、「塩ビ管は基本的に汚れがひどくない限りリサイクルしやすい建材。選別が重要になるが、協会のシステムを利用すれば、三豊での中間処理を経てリサイクル塩ビ管に再生されるまで、システムができているので安心して任せることができる。トレーサビリティーもしっかりしており、リスクの低減という点でも大きな意味がある。我々にとっては安心で使いやすいシステムだと思っている」と評価しています(同センター施設管理部の田中晋主任)。
近年の原油価格高騰で廃プラスチックの有価での取引が増えていることも、塩ビ管リサイクルに取り組むメリットのひとつ。また、積水ハウスでは2007年から中古住宅再生流通事業「エバーループ」を本格展開しており、この事業が拡大すれば、リフォーム部門のリサイクルが塩ビ管も含めてさらに拡大することになります。
このほか、同センターでは塩ビ雨どいのリサイクルや塩ビ壁紙の猫砂への再利用にも取り組んでおり、「こうした対策を総合的に進めることでさらに社会への貢献を果たす」としています。