2006年12月 No.59
 
『ヨーロッパ 塩ビ安定剤事情』発刊(VEC)

 耐候性や熱安定性、長寿命といった塩ビ樹脂ならではの多様な特性を生み出す上で、安定剤は欠かすことのできない添加剤のひとつ。安定剤の使われ方には、製品の用途や各メーカー、各国ごとに様々な違いがありますが、このほど塩ビ工業・環境協会(VEC)から発行された『ヨーロッパ 塩ビ安定剤事情』は、ヨーロッパにおける安定剤の使用実態を伝える貴重なデータブックとなっています(2006年9月発行、A4版12頁)。
  欧州塩ビ製造者協会(ECVM)が作成した英文レポートをVECが翻訳し、新たに装丁を施したもので、代表的な安定剤の種類と主要な用途はもちろん、有機錫系、カルシウム/亜鉛系、カドミウム系など5種類の安定剤について、それぞれの機能と製品、安全性、健康と環境への対応などがつぶさに記述されています。
  関心のある方はVEC事務局まで。なお、レポートの原文はECVMのホームページに掲載されています(http://www.ecvm.org/code/page.cfm?id_page=115)。



出展レポート/Japan Home & Building Show 2006

  樹脂サイディング普及促進委員会と樹脂サッシ普及促進委員会は、11月15日〜17日まで東京都江東区有明の東京ビッグサイトで開催された「Japan Home & Building Show 2006」(主催=(社)日本能率協会)に共同出展。サステナブル住宅への関心が高まる中、省エネ性に優れ、しかも快適でエコロジカルな新時代の塩ビ建材を紹介して、来場者の注目を集めました。
  会場では、訪れた人がリアルな住環境を実感できるよう、家屋の壁面を模したディスプレイに樹脂サイディングと樹脂サッシの実物を施工。
  来場者は、結露実験BOXや遮音体験BOXといった装置で製品の効果を体験したり、さまざまな解説パネルを眺めたりしながら、樹脂サイディイングの長寿命性と軽量性、樹脂サッシの断熱性能と遮音性などについて理解を深めている様子でした。