2006年9月 No.58
 
 

★ 「エネルギーソリューション&蓄熱フェア`06」に出展

 
  樹脂サッシ普及促進委員会と樹脂サイディング普及促進委員会は、7月26日〜28日の3日間、東京・有明の東京ビッグサイトで開催された「エネルギーソリューション&蓄熱フェア`06」(東京電力(株)主催)に出展。塩ビサッシ窓の性能が体験できる結露BOXや遮音BOX、実際に塩ビサッシの内窓・外窓を取付けたサンプル、さらには塩ビサイディングで施工した家壁のサンプルなどの展示を行いました。
 期間中、来場者からは、「省エネ電化機器中心の展示会になぜ樹脂サッシの展示をしているのか」といった質問も寄せられましたが、「いくら室内を省エネしても、家の開口部から逃げる熱損失を防がなければ省エネ効果は半減。その対策として樹脂サッシ(外窓・内窓)で断熱性能を向上させ、家の断熱性能と室内の省エネがコラボしてこそ、住まいの省エネが始めて実現できる」という事務局の説明に大いに納得がいった様子。また、既存のサッシの室内側に樹脂サッシを取り付ける二重サッシの工法を知らない来場者も多く、樹脂サッシの認知度向上へ向けて更なる普及促進の必要を感じさせました。
 
 

★ 「これからの快適な住い作りセミナー・諏訪セミナー」開催

 
 樹脂サイディング普及促進委員会と樹脂サッシ普及促進委員会は、7月28日に長野県諏訪市において信州大学工学部・山下恭弘教授が主催された標記セミナーを後援し、樹脂サイディング、樹脂サッシの紹介を行いました。
 セミナーでは基調講演として、山下教授が「信州の快適な住いとは−限りなく無暖房住宅を目指しての研究速報」をテーマに、現在取り組んでいる無暖房住宅の研究状況について報告したほか、同学部技術専門職員の岩井一博博士も「近年の異常気象について−諏訪地方の気象を踏まえて」と題して講演。続いて、建材コンサルタントの中村扶氏が「寒冷地に適する樹脂サイディング」と題して、また、樹脂サッシ普及促進委員会の小川清貴氏が「省エネルギーに貢献する樹脂サッシ」と題して、それぞれ講演を行いました。
 このセミナーは、長野県建築士会諏訪支部のCPD認定の指定を受けたもので、7月中旬の大雨で甚大な災害が発生した直後にも関わらず、長野県、山梨県下から約50名が参加し、各テーマとも熱心に聞き入っていました。
 会場で実施したアンケート結果では、樹脂サッシ、樹脂サイディングとも「初めて聞いた」という人が多かったものの、一方では「とても参考になった」との声も多く、普及面での効果の大きいセミナーとなりました。