その最新の事例が、地上48階、総戸数1095戸のタワーマンション「芝浦アイランド ケープタワー」。東京都港区の臨海部に建設が進められているこのマンションは、窓外にお台場やレインボーブリッジを望み、その眺望のよさを生かす上でも広々とした窓の造りが大きな魅力となっていますが、同時に、そのぶんだけ冷暖房のエネルギーロスや騒音への対策が避けられない課題。
このため、ケープタワーでは全戸に二重サッシタイプの窓を使用しており、この「断熱性と遮音性にとことんこだわった」つくりが、消費者に対するセールスポイントのひとつとなっています。
製品を納入した樹脂サッシメーカーの話。「ケープタワーの場合、すぐ近くにヘリポートの建設が予定されており、その防音対策としても樹脂サッシが不可欠になっている。また、京都議定書における温室効果ガスの削減に向けて、2006年から総面積2000平方メートル超の高層建築については断熱対策が義務付けられる。樹脂サッシの使用についてはまだ指導の段階だが、このマンションはそうした動きを先取りした建物ともいえる」
ケープタワーの樹脂サッシは、敷居の立ち上がりがない、フラットなバリアフリー構造となっているのもポイントのひとつです。
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