PE Europe社は、環境問題に関するヨーロッパ有数のコンサルタント会社で、自動車、機械、電子・電気、建設、リサイクル産業など多岐にわたる業界を顧客とするほか、アメリカと日本にも活動拠点を持っています。
今回のレポートは、2000年7月に欧州委員会が「塩ビと環境問題に関する緑書『Green Paper』を策定した際、欧州議会との間で「塩ビの代替素材についても検討すべきこと」「塩ビに関する既存のLCA評価(ライフサイクル・アセスメント)についても可能な限り客観調査を行うこと」などが取り決められたのを受けて作成されたもの。欧州委員会の委託を受けたPE Europe社は、作業に当たってコンソーシアム(企業連合体)を結成、塩ビ関するLCA調査・研究約230編の中から35編を選び出し、およそ3年の歳月をかけて調査、分析を行った後、2004年4月に報告書を委員会に提出しています(6月に同社のホームページ上で一般公開。http://www.europa.eu.int/comm/enterprise/chemicals/sustdev/pvc.htm)。