2004年12月 No.51
 

 塩ビ管・継手のリサイクルシステムに「産業技術環境局長賞」

  経済産業省の平成16年度「資源循環技術・システム表彰」で

 

    塩化ビニル管・継手協会が中心に運営する「使用済み塩ビ管・継手のリサイクルシステム」が、平成16年度の「資源循環技術・システム表彰」において経済産業省産業技術環境局長賞を受賞。10月14日午後には東京・虎ノ門の発明会館でその表彰式が開催されました。同システムに対する表彰は、平成13年度の「リサイクル推進功労者等表彰」 に続いて2回目となります。  

循環型社会構築への貢献を高く評価

  「資源循環技術・システム表彰」は、(財)クリーン・ジャパン・センターが経済産業省の委託を受け昭和50年から実施しているもので(スタート時の名称は「再資源化貢献企業表彰」)、リサイクルや環境保全の表彰制度としては最も長い歴史を持つものの一つです。
 今回の受賞は、(1)平成10年からリサイクルシステムの運営を開始して以来、各地に中間受入場を設置するなど受入拠点の増強を進めていること、(2)その結果、平成15年度で18,500トン(年間排出量35,500トンの52%)のリサイクルを達成したこと、などが高く評価されたもので、保坂三蔵経済産業副大臣、財団法人クリーン・ジャパン・センターの三村清理事長らが臨席して開かれた表彰式では、審査委員長を務めた京都大学の平岡正勝名誉教授が「全国的なリサイクルシステムを立ち上げ、円滑に運用して循環型社会構築に大きく貢献している」と選考理由を総括。経済産業省の深野弘行審議官から、塩化ビニル管・継手協会の小西四郎専務理事に表彰状と記念品の楯が手渡されると、会場から盛んな拍手が送られました。今回の受賞は、9月に設立50周年を迎えたばかりの協会にとって、文字どおり二重の喜びになったといえます。

 

 

【小西専務理事の話】

  一方今回の受賞は、リサイクルの取り組みを決断したスタート当時の役員と実際のシステムづくりに尽力した「環境委員会」、さらには、全国でシステムを支えて頂いている協力会社と業界関係者各位のおかげであり、深く感謝したい。当協会としては、この受賞をバネに一層塩ビ管・継手のリサイクル事業に邁進する所存だ。