2003年9月 No.46
 

 再生塩ビ管がJIS認定取得

  塩化ビニル管・継手協会のリサイクル協力会社・大水産業(株)の「Rスーパー管」

    塩化ビニル管・継手協会のリサイクル協力会社・大水産業(株)(佐藤志郎社長/本社=埼玉県岩槻市)の「Rスーパー管」(R=リサイクル)がJIS表示認定を取得しました。既に5月からJISマークのついた再生塩ビ管の販売が始まっています。  

 

認められた高性能

 大水産業の使用済み塩ビ管の回収量は年間およそ3,000トン。「Rスーパー管」は高性能の製品で、平成5年の販売開始以降、「JIS規格値をすべてクリアする安定的な製品」として、一般の塩ビ管と同様、建物の排水用、下水道用に用いられてきました。昨年8月には愛知県のリサイクル資材評価認定制度「あいくる」材の認定を取得しています。
 今回のJIS表示認定は、「Rスーパー管」を製造している同社の八郷工場(茨城県八郷町)に対するもので、今年3月18日に関東経済産業局技術振興課の審査を受けた後、4月21日に最終的な決定が行われました。
 JISの制度では、JIS認定を受けた工場で生産される「JIS規格を満たした製品」に限りJIS表示が認められることとなっており、既にこの5月からJISマークを表示した製品の出荷が始まっています。
 「Rスーパー管」のJIS表示認定取得によるメリットとしては、
(1) 品質面での信頼性が増して拡販につながること
(2) 自治体等の製品採用に当たって、品質確認のための時間と作業の省力化ができること
 などが挙げられますが、同社では今回の決定を機に、年間1,000トンの「Rスーパー管」を販売する計画です。