2003年6月 No.45
 
 

★ 塩ビ工業・環境協会が
  国連難民高等弁務官事務所に塩ビ製募金箱を贈呈

   世界の難民救済に塩ビもひと役。原料の一部にリサイクル材を使用

 
 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)による難民支援のための募金活動に協力して、塩ビ工業・環境協会(VEC)が製作した塩ビ製の募金箱が完成し、4月14日午後、東京・渋谷区の国連大学ビルにおいて、その贈呈式が行われました。
 今回のVECの取り組みは、UNHCRからの協力依頼にVECが応える形で実現したもの。募金箱のサイズは高さ13cm、幅20cm、奥行き9cm、半透明の地板に「国連難民募金」と文字抜きしたデザインで、原料の一部に塩ビのリサイクル材を使用しています。UNHCRから示された企画案に基づいて、VECが製作を担当しました。
 

●薬局チェーン店頭などに常設

 4月14日の贈呈式には、UNHCR日本・韓国地域事務所の浅羽俊一郎副代表、募金の窓口と広報を担当するNPO(特定非営利活動法人)・日本国連HCR協会関係者のほか、VECからは市村浩信副会長(信越化学工業(株)常務取締役)、佐々木専務理事が出席。
 完成したばかりの募金箱を浅羽副代表に手渡した市村副会長が、「こうした貴重な仕事の手助けを塩ビ業界にご依頼いただいたことはたいへん有難い。今後もできる限りの協力を惜しまない」と挨拶したのに対し、浅羽副代表は「ユニセフなどに比べると募金活動の面でやや力不足だったUNHCRにとって、この募金箱は大きな助けになる」と謝辞を述べて、感謝状を贈りました。
 VECでは、当面3,000個の募金箱を製作する予定で、これらはUNHCRのボランティア企業500社、大手薬局チェーン・マツモトキヨシの加盟600店に常設されるのをはじめ、大学の学園祭など各種イベント会場での難民救済のための募金活動にも利用されることになっています。