2001年12月 No.39
 
 

 塩化ビニル管・継手リサイクル事業協力会社のプロフィール
   東快産業株式会社(岡山県) 西川産業有限会社(滋賀県)

 

    塩化ビニル管・継手協会(以下、協会)が取り組んでいる塩ビ管・継手リサイクル事業に、岡山県の東快産業と滋賀県の西川産業が協力会社として参加しました。両社の概要をご紹介します。  

 

東快産業(株)

 

【代 表 者】

    大西鉄雄

【設  立】

    昭和45年

【所 在 地】

    岡山県岡山市小串694

【電  話】

    086―269―2218

【事業概要】

    ポリエチレン、ポリオレフィンの再生加工を手がけてきた同社が、事業の幅を広げる目的で、協会のリサイクル事業に参加したのは今年4月。現在は粉砕までですが、将来は再生パイプの製造にも意欲を示しています。

【大西社長のお話】

    9月から協会を通じて使用済みの塩ビ管・継手が入ってくるようになった。リサイクルの必要性は岡山県でも高まっており、いろいろと仕事が増えてきているが、協会の仕事はバージン並みの品質を求められるので、その点が難しい。現状では、汚れのひどいものや異物の混入もあるようだが、課題の整理はこれからだと考えている。リサイクルはサーマルよりもマテリアルが基本だと思うので、これまで廃棄物として捨てられてきたものを何とか再利用して、リサイクル時代の役割を担えるよう頑張って取り組んでいきたい。

 

■ 西川産業(有)

 

【代 表 者】

    西川美喜雄

【設  立】

    昭和58年(昭和60年法人化)

【所 在 地】

    滋賀県甲賀郡水口町大字植205

【電  話】

    0748―62―2805

【事業概要】

    同社は主にPETやポリプロピレン、ポリスチレンなどの粉砕、ペレット加工に携わってきたリサイクル会社で、塩ビ管・継手のリサイクルは今回が初めて。協会の申し出を受けて今年7月に入会し、この10月から実際の作業をスタートしています。

【西川社長のお話】

    始まったばかりでまだ処理量は多くはないが、塩ビパイプはこれまで扱ってきた製品と違って、硬くて割りにくいので勝手が違う感じがする。こうした技術的な問題はこれからもまだまだ出てくると思うので、協会やパイプメーカーと相談し研究し合いながら、その都度解決していきたい。今回の協会の取り組みはたいへん良いことだと思うが、使用済みパイプを排出する側にリサイクルの必要性を理解してもらうことも大切だ。手間がかかるから産廃として埋め立てるというのではなく、貴重な資源を有効に利用するという考えで協力してもらえるように努力したい。