2001年9月 No.38
 
 

★ JPEC講演会/「アピールする環境広告」をテーマに、長谷部社長が講演

 

  当協議会主催の講演会が7月9日、東京都千代田区の電機工業会館JEMAホールで開かれ、(株)テムス代表取締役の長谷部和子氏が「アピールする環境広告とは」と題し、環境配慮型製品の流通を促進するWRシステム(ワールド・リサイクル・リユース・システム)について講演を行いました。
 同システムは、企業が自社のリサイクル製品やリユース製品を広告媒体として提供することにより、環境配慮型製品の弱点であるコスト高の問題をクリアしようとするもので、そのユニークなアイデアに、会場の参加者からは多くの質問があいついでいました。

 

★ 『環境優良素材事典(塩ビ編)』(ビデオ/CD-ROM)を制作(VEC)

 

  塩ビ工業・環境協会(VEC)は、環境にやさしい塩ビの特性をアピールするビデオ/CD―ROM『環境優良素材事典(塩ビ編)』を制作しました(監修は明治大学理工学部の菊池雅史教授)。
 「長寿命」「省資源」「省エネルギー」「地球温暖化防止」「リサイクル」という、持続可能な社会を実現するための5つのキーワードに基づき塩ビの環境優良性を検証したもので、日本で初めて塩ビパイプを使用した愛知用水や、省エネ効果の高い塩ビサッシに支えられた北海道の人々の暮らしなど、さまざまな事例を紹介しながら、「丈夫で」「石油消費が少なく」「CO2発生量も少ない」塩ビの特性を分かりやすく説明した内容。また、リサイクルについては、塩ビパイプや農業用ビニルのマテリアルリサイクルをはじめ、高炉原料化、セメント原料燃料化などケミカルリサイクル(またはフィードストックリサイクル)の取り組みまでを幅広く紹介しています。収録時間は約13分。

 

★ 『知って得する暮らしの科学――ダイオキシン編』発刊(VEC)

 
  塩素を含むごみとダイオキシン類の係わりを客観的な視点から解説したパンフレット『知って得する暮らしの科学――ダイオキシン編』が、VECから発刊されました(A4版カラー/4頁)。
 

★ VECがメールマガジンを発行しました。

 
  塩ビ工業・環境協会はこのほど、社会に対しより正確な情報を提供し、また社会との幅広い対話を進めるため、「塩ビと環境のメールマガジン」と名づけた週刊のメールマガジンを発信することにしました。第1号は9月6日発信され、その後も順調に続いています。ご興味のある方はホームページ(http://www.vec.gr.jp)にてご登録ください。
 

★ 出展レポート/『2001 NEW環境展』で塩ビ業界の環境活動を報告(VEC)

 

 塩ビ工業・環境協会(VEC)は、9月4日〜7日まで大阪市住之江区のインテック大阪で開催された『2001 NEW環境展』(主催=株式会社日報)に出展し、塩ビ業界のリサイクル・環境活動などについて現状を報告しました。
 環境関連製品・技術の展示会として評価の高い同展。今回は「ごみゼロ・循環型社会とよりよい環境をめざす」をメインテーマに、各社自慢の廃棄物処理やリサイクルの最新技術が出展される中、VECも、使用済み塩ビ製品で作った様々なリサイクル製品や、塩ビ管・継手のリサイクル状況、塩ビの高炉原料化などに関するパネルを展示して、業界の環境活動を紹介。来場者の反応も大きく、塩ビのリサイクルに対する社会的な関心の高さをうかがわせました。