リサイクル性に優れ、再生しても十分な品質が保持できる塩ビは、プラスチックの中で最もマテリアル・リサイクルが進んでいる素材で、今年4月に施行された 「資源有効利用促進法」 では、これまでのリサイクル活動が評価された結果、「ガラス瓶」 「紙」 に続き、プラスチックとしては初めて 「塩ビ管・継手」 が 「特定再利用業種」 に指定されました。また、「指定表示製品」 としても 「塩ビ管」 「窓枠」 「雨どい」 「床材」 「壁紙」 の5品目が指定されており、今後、新たな法制度のもとでさらなるリサイクルの進展が期待されているところです。
こうした中で実施された今回の取り組みは、
- 塩ビ(またはプラスチック)建材災害廃棄物のマテリアル・リサイクルとしては日本初の試みであること
- 「資源有効利用促進法」 施行後初の、自治体レベルによる塩ビ建材のマテリアル・リサイクルであること
などの点で大きな意味を持つもので、これを契機に災害時に対応した塩ビ建材リサイクルの流れが全国的に広がることも考えられます。
|