規格化された発泡三層管の正式名称は「建物排水用リサイクル発泡三層硬質塩化ビニル管(RF−VP)」。管の外面と内面にバージン塩ビ樹脂を用い、中間層に汚れや劣化の激しい塩ビ管廃材を挟み込んだ設計で、中間層を発泡構造にしたことにより、「防露性や断熱性に優れる」「熱収縮性が低い」などの性能を付加することに成功しました。
品質、性能は一般の流体輸送配管に用いるJIS規格の硬質塩化ビニル管(VP管)とほぼ同等で、用途は内圧のかからない建物排水用に限定しています。色は都市基盤整備公団の指定色であるアイボリーが採用されています。
今回の規格化を機に、塩化ビニル管・継手協会では建設省大臣官房営繕部の『機械設備工事共通仕様書』に記載されるよう関係方面に働きかけていく方針です。
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