塩ビ工業・環境協会(VEC)と塩ビ関連の各業界では現在、パイプ、農業用ビニルや電線被覆材などをはじめ、各種使用済み塩ビ製品のマテリアルリサイクルの一層の向上を目指して、リサイクルシステムの確立に取り組んでいます。
一方、他素材と分離しにくい複合材料や混合製品等のマテリアルリサイクルに適さないもの、あるいは回収が不十分でリサイクルが行われなかった使用済み塩ビ製品などについては、他の産業廃棄物と一緒に焼却処分されています。
今回の訪問調査は、そうした使用済み塩ビの焼却処理の実情を知ることを目的とした第1回目の調査となるものです。
作業に当たっては、?各地域の代表的な産廃焼却施設で、?焼却処理能力として1日30トン以上の廃プラ処理ができ、?平成14年の排ガス規制にも対応できていること、の3点を条件に事前に予備調査を行い、訪問する施設を選出した後、VEC環境委員会のメンバーが数名ずつのグループに分かれて、3カ月間にわたり全国を訪問して回りました。
訪問した焼却施設で、使用済み塩ビの受入可能な焼却施設は下記の通りでした。
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