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ドイツ、オランダの塩ビ管廃材リサイクル状況
当協議会パイプWGの欧州調査報告書から(第2回)
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当協議会MR委員会のパイプワーキンググループ(荒井弘光主査)が、「日本における塩ビ管廃材リサイクル実施計画立案のための参考情報収集」を目的に、去る3月3日〜11日にかけてドイツオランダの塩ビ管廃材リサイクル状況を視察した結果については前号で概要をご紹介しましたが、このほど同委員会により正式な報告書がまとめられました。前回触れることのできなかった部分を含めて、改めてポイントを掲載します。 |
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● ドイツの状況
- ドイツでは1994年から塩ビ管廃材の収集が開始されました。
- 現在、年間300〜400トンが主に黒色の配線用雑パイプにリサイクルされています。
- 収集・再生のための設備は特別に設けられていません。これは再生される量が少なく、専用設備への投資が困難なためです。
- ドイツにおける塩ビ管のリサイクル量が少ない理由には、次のようなことが考えられます。
- 販売店の協力が浸透していない(販売店への協力金の支払いがないため、ユーザーにあまりPRしない。)
- リサイクルへの協力がユーザーの義務になっていない(大半は埋め立てられている)
- 廃材発生量も少ない(配管替えしても旧配管はそのままにしておく場合が多い。また、更正管が使われる)
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