1995年12月 No.15
 
 

● 塩ビニュースフラッシュ −最近の新聞報道から

 
  • 新潟市が平成8年秋から廃プラの油化を開始する計画。民間の油化モデルプラントに処理を委託、年間5千トンの油を回収(新潟日報9/9他)
  • 千葉県がビニルハウス廃材を建材などに再利用する「園芸用プラスチックリサイクルセンター」(仮称)の建設へ。平成9年度から本格稼働。処理能力は年間5千トン(千葉日報9/10)。
  • 環境庁が来年度からLCAの手法確立のための調査研究に着手。容器類、事務機器、大型家電など対象に平成10年度までにマニュアル完成(読売新聞9/14夕刊)。
  • 府中市のクリーンセンターが、廃プラ固形燃料の第1号製品約10トンを福島県大熊町の福祉施設に搬出。今後は年間1920トンを固形燃料化する計画(毎日新聞武蔵野版9/20他)。
  • 農業用ビニルなどの塩ビ系廃棄物を中心とした民間(北海清掃社)の焼却施設が北海道幕別町に完成。処理能力は塩ビ100%で1日(9時間稼働)1.9トン、1カ月当たり約60トン(十勝毎日10/3)。
  • 近赤外線を利用してPET、PP、塩ビなど5種類の廃プラを瞬間識別する新システムが完成。工業技術院、富士通などの共同開発で、的中率はほぼ100%(日本工業新聞10/12)。
  • 御殿場市・小山町広域行政組合の新清掃センター内に国内最大規模のごみ固形燃料化プラントを採用。平成10年稼働予定で、日量150トンの固形燃料化が可能(静岡新聞10/17他)。
  • 徳島県阿波郡市場町が、廃農ビの有効活用法調査へ。油化還元など地域の新しいエネルギー源としての活用法を検討し、今年度末までに報告書をまとめる方針(徳島新聞10/22)。
  • プラスチック処理促進協会と川崎重工が、廃プラのガス燃料化による複合発電システムのモデル事業に着手。3年後めどに50万人規模の都市に対応できる発電システムの開発めざす(日刊工業10/24)。
  • 立川市と厚生省が廃プラ油化の実用化施設建設で合意。1自治体から出るすべての廃プラを処理する実用型施設は全国初。平成9年4月から運転開始の予定(東京新聞11/13)。
 

● 出展報告 −第8回「廃棄物と生活環境を考える全国大会」で塩ビのリサイクル活動PR

 
  当協議会では、10月24日郡山市の磐梯熱海温泉で開催された第8回「廃棄物と生活環境を考える全国大会」(主催=厚生省、福島県、郡山市)に出展し、パネル展示やパンフ
 レット配布などにより、塩ビ業界のリサイクル活動についてPRを行いました。
  会議では、自治体や消費者団体関係者など約1200人が参加して、パネル討論や講演が行われましたが、日程の合間を縫って展示場を訪れた人々からは、農ビの処理などについて盛んな質問が寄せられていました。