1995年3月 No.12
 
 

● 出展レポート――第2回リサイクル・テクノロジー・ジャパン‘95に協賛展示

 
  リサイクル技術やリサイクル製品などの最新動向を紹介する総合展示会「第2回リサイクル・テクノロジー・ジャパン‘95」(主催=ジエムコ日本経営)が、2月23日〜25日まで東京・晴海の東京国際見本市会場で開催され、当協議会も協賛団体として種々の塩ビ製品や廃農ビのリサイクル過程の展示、ビデオの上映などを行って、塩ビ業界のリサイクル活動をPRしました。
 

● 塩ビニュース・フラッシュ――最新の新聞報道から。塩ビの油化などで明るい話題

 
  最近、塩ビ廃棄物の処理をめぐって明るい話題が多くなっています。全国の新聞報道の中から主なニュースを拾ってみました。

 ・ 仙台市と多賀城市の異業種交流グループが、廃プラ、廃ゴムなどを無公害処理できる高性能焼却炉の開発に着手。中小企業向けに96年度までに商品化の計画(河北新報9/7夕刊)
 
 ・ 厚生省の廃棄物研究財団が、桶川市の実証プラントなどを調査した結果から、「脱塩素技術も確立しており廃プラ油化技術は既に実用化レベル」と報告(化学工業日報11/18)
 
 ・ 愛知県のリサイクル業者・アースイングが、自動車部品などプラスチック複合製品の廃棄物から塩ビのみを分離、再生する技術を開発(中部経済新聞12/1)
 
 ・ 通産省が日本開発銀行の出資で廃プラ熱回収事業の支援を本格化。茨城県鹿島地区のコンビナートで第1弾のプロジェクト具体化へ(化学工業日報1/6)
 
 ・ 日本製鋼所など10社が、福島県いわき市に日本初の廃プラ焼却発電所建設へ。発電能力は2万5千kw(約1万世帯分)で、97年送電開始(読売新聞1/6)
 
 ・ 通産省が塩ビを含むすべてのプラスチック廃棄物を、効率よく環境上の問題なく油化できる新技術開発に着手。プラ処理協を通じ95年度から2年間かけて研究(石油化学日報1/16)
 
 ・ 新素材開発のベンチャー企業・アインが、古紙と塩ビ廃棄物を原料に新種の板材製造技術を開発。強度はベニア合板以上、コスト面でも対抗可能(日経産業2/21)