図の中で、1.の<焼却タイプ>は廃棄物の前処理(粉砕、プラスチックの選別等)を行った後、プラスチックを直接焼却して、熱エネルギー回収と塩化水素の回収・中和(食塩にもどす)を行う方式。2.の<ガス化タイプ>は、前処理後、プラスチックを熱分解(350℃で蒸し焼き)して塩化水素の回収・中和を行った後、焼却して熱エネルギーを回収する方式です。
また、<ガス化タイプ>は、熱分解時の温度の違いによって、A.固形燃料化プロセス、B.油化プロセス、C.ガス化プロセスという3つの処理法が可能です。しかし、今回の研究では比較的低温で処理できるa.固形燃料化プロセスの実現性の検討が中心テーマであり、残る2つの処理法については限られた範囲で基礎実験を行う程度に止どめました。
では、研究成果の概要をご説明します。
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