2013年6月 No.85
 

「集まれ塩ビ管スピーカー 関東オフ会2013」の会場から

自慢のセットを持ち寄って試聴会。塩ビ管スピーカーの世界は奥が深いぞ!

工夫をこらした塩ビ管スピーカーの数々。
実際の音をお聞かせできないのが残念。

 高級オーディオ機器と遜色ない音質を実現する塩ビ管スピーカー。そのパイオニア・谷古宇賢一さん(右の写真)が主宰する投稿サイト「集まれ、塩ビ管スピーカー」の関東オフ会(関東地区の投稿メンバーによる発表会)が、5月19日、横浜市の横浜ラポールで開催されました(塩ビ工業・環境協会後援)。至高の音色をぜひともこの耳で確かめてみんと、本誌編集部も押っ取り刀で会場へ─。

●さながらコンサートホールの臨場感

発表前の音響チェック。
入念です。

 「せっかく苦労して作っても、自宅ではなかなか大きな音を出して聴くことができませんからね。この会は別に順番を決めるわけではなくて、塩ビ管スピーカー仲間が自慢のセットを持ち寄って、それぞれのサウンドを伸び伸び楽しもうというもの。懇親を兼ねた年一回の例会です」(谷古宇さん)
 会には、試聴のみの人も含めて全国各地から約30人が参加。うち自作のスピーカーを持参した12人が、各自15分の持ち時間で、クラシック、ジャズ、フュージョン、Jポップと、さまざまなジャンルの音楽を奏でると、目前に演奏者や歌い手を見るかのごとき臨場感が広がって、会場の雰囲気はさながらコンサートホールの世界に。
遊び心いっぱい。まだまだ、 こんな作品も。
 「塩ビ管スピーカーは、自分好みの音になるまで分解して調整してまた組み立てることが楽にできるのが最大のメリット」(谷古宇さんと供にサイトを運営するハンドルネーム・なーおさん)とのことですが、中には「作製歴7年。もう20台は作ったと思うが、自分のメインスピーカーは未完。これでいいと思っても、聴いているうちにまたその先を追いかけたくなるんです」という参加者もいて、取材する側も塩ビ管スピーカーファンの飽くなき探究心に感心しきりの体験となりました。

●「下水道展'13 東京」(7月30日〜8月2日)に出展予定(塩化ビニル管・継手協会)

塩化ビニル管・継手協会の展示ブース
(予定)

 下水道業界最大の展示会「下水道展'13東京」(主催:(公社)日本下水道協会。後援 国土交通省、環境省、経済産業省、文部科学省、東京都ほか)が、2013年7月30日〜8月2日の4日間、有明の「東京ビッグサイト 東4・5・6ホール」で開催されます。
 同展は、下水道に関する設計・測量、建設、管路資器材、下水処理・維持管理など幅広い分野の最新技術、機器等を一堂に集め紹介するもの。
 塩化ビニル管・継手協会では、一般(家庭)排水管モデルや大口径の塩ビ管を展示するほか、自在継手・塩ビ製可とうマンホール継手を使用した塩ビ耐震配管モデル、敷設後30年を経過した下水道用塩ビ管の掘上げ品、リサイクル受入場に実際に持込まれた使用済み塩ビ管なども展示します。今回は、塩ビ耐震配管モデルや下水道用塩ビ管の堀上げ品を使用したデモンストレーションを実施する予定で、塩ビ管の耐震性や長寿命性について、理解できる展示内容となっています。
 詳しくは専用ウェブサイト http://www.gesuidouten.jp/

●「PVC Design Award」HPリニューアル

2012年の受賞作品を紹介したページ

 「PVC Design Award」(ものづくりコンテスト)のホームページがリニューアルされました。
 応募要領の詳細など従来の頁に加えて、過去の受賞作品がアーカイブとして閲覧できるようになりました。「PVC Design Award 2013」への応募を計画している方は、ぜひアクセスしてみてくだい。
http://www.vinyl-ass.gr.jp/pvcdesignaward/