2007年6月 No.61
 

●「ハイクオリティな家づくりセミナーin盛岡」に協賛

─ 樹脂サイディングの普及に大きな効果 ─

見学会の模様

  樹脂サイディング普及促進委員会と樹脂サッシ普及促進委員会は、3月23日に岩手県盛岡市で開催された「ハイクオリティな家づくりセミナー」(主催=(株)日本住宅新聞社)に協賛。省エネ・長寿命の『高性能住宅』づくりを進める上で、新時代の環境建材・樹脂サイディング&樹脂サッシが果たす役割などについてPRしました。
  セミナーでは、秋田県立大学の長谷川兼一準教授が貴重な実測データを示しながら「既存住宅の断熱改修による省エネルギー効果」について解説したのをはじめ、建材コンサルタントの中村扶氏が「長寿命・省資源・簡単メンテナンス 樹脂サイディングの魅力」と題して、全国各地の樹脂サイディング使用事例などを紹介。また、同じく建材コンサルタントの末光喜治氏も、『みんなで考えよう これからの住まい』とのテーマで、樹脂サッシの高い省エネ効果などについて説明を行いました。
  セミナー終了後には、実際に樹脂サイディングと樹脂サッシを使用したオール電化住宅の見学会も行われ、参加者は、より小さなエネルギーで快適&健康ライフを実現する『高性能住宅』の可能性を実感していました。

●塩ビ製リサイクルベンチがオフィス街の休息スポットに




太陽光発電によるフットライトを併設した塩ビ製リサイクルベンチ。下は夜間の模様。

 この3月に、東京千代田区大手町の公開空き地(新日本製鐵本社と朝日ビルの間)に設置された使用済み塩ビのリサイクルベンチが、高層ビル連なるオフィス街の休息スポットとして界隈のサラリーマンらに愛用されています。
 このリサイクルベンチは、名古屋市のリサイクル会社・三宝(有)と塩化ビニル環境対策協議会(VEC)が2005年の愛知万博に際して共同開発した製品を、三宝が休憩用として新たにデザインし直したもので、商標はグァテマラ語で「創造」を意味する「TZ`IB(ツイブ) AGE」。同社が(社)産業環境管理協会の指導で実施したLCA調査でも、「廃棄物を利用した環境配慮型製品」であることが証明されています。
 ベンチを設置したのは、都心部の再開発や環境問題に取り組んでいる不動産大手の三菱地所鰍ナ、2006年4月の「アースデイ丸の内2006」で同社が展示した塩ビ製リサイクルベンチに予想以上の関心が寄せられたことなどから、今回新たに「TZ`IB(ツイブ) AGE」4台の設置を決定したもの。4台の内1台には太陽光発電を利用した夜間用フットライトが併設されており、同社では、今回の取り組みを通じて、都心部での代替エネルギー利用についても検証する計画。大手町オフィス地区での反響如何では継続して増設することも予定しています。
 なお、VECでは、愛知万博で使用された塩ビ製リサイクルベンチを開催地の長久手町や茅ヶ崎市の茅ヶ崎公園などに寄贈しているほか、甲府市内の「朝気ふれあい公園」にも、腐蝕して使用不能となっていた木製ベンチ16台の代わりに同タイプのベンチを寄贈するなど、使用済み塩ビの有効利用へ向けてその普及拡大に取り組んでいます