2007年3月 No.60
 

●塩ビ業界のありのままを伝える『データで見る塩ビ』発刊

 近年の塩ビの生産と消費、リサイクルなどに関する生のデータを網羅した『データで見る塩ビ』が、塩化ビニル環境対策協議会/塩ビ工業・環境協会から発刊されました(A4版カラー、26頁)。
 取り上げられているデータは、塩ビ樹脂の生産量、塩ビ製品別出荷量はもちろん、ダイオキシン排出量からリサイクルの現状、海外の動向まで、文字どおり「塩ビ業界のありのままの姿」を伝えるものばかり。巻末には簡単な用語解説も付いて、一読するだけで、「超寿命、省資源、リサイクルといった特長を持つ塩ビこそ、資源循環型社会を支えるにふさわしい素材」であることが理解できる内容となっています。


●第4回「住まいと環境・エネルギーセミナー」開催

  毎年恒例となった「住まいと環境・エネルギーセミナー」が昨年の12月17日、東京有明の東京ビックサイト内セミナー会場で開催されました(主催=(財)地球・人間環境フォーラム/塩ビ工業・環境協会、後援=環境省)。第4回目を迎えた今回は、第1部が小林光環境省大臣官房長、北野大明治大学教授、坂本雄三東京大学教授の3氏によるパネルディスカッション「窓とリフォーム&エコロジー」、第2部が俳優の辰巳琢郎氏を迎えてのトークショーという2部構成で、1・2部とも、フリーアナウンサーの酒井ゆきえさんがナビゲーター役を担当。
  このうち、パネル討論では、小林官房長が省内に塩ビサッシ内窓を取り入れて省エネ対策・CO2削減対策に取り組んでいる環境省の取り組みを紹介するなど、各パネラーの活発な意見交換の中から、窓のリフォームが地球温暖化の改善にもたらす効果の大きさが浮き彫りに。
  一方、第2部のトークショーでは、「リフォームでロハスな生活」をテーマに、テレビのリフォーム番組で活躍した経験もお持ちの辰巳氏が、快適で長持ちする理想の家の話など、ウィットに富んだトークを展開し、およそ350人の出席者が熱心に耳を傾けていました。


●「ENEX 2007」に共同出展(JMADO&プラスチックサッシ工業会)

  樹脂サッシ普及促進委員会(JMADO)とプラスチックサッシ工業会は、1月31日〜2月2日の3日間、東京ビッグサイトで開催されたENEX2007「第31回地球環境とエネルギーの調和展」(主催=(財)省エネルギーセンター)に共同出展。塩ビサッシの効果が実体験できる遮音BOX・結露BOXの展示などを行って、その環境性能の高さをPRしました。
  期間中、テレビ朝日の「ワイド!スクランブル」の取材があったほか(2月1日同番組の情報コーナーで放映)、最終日には、南川環境省地球環境局長も来場して環境省の内窓改修による室内の快適性の良さを絶賛。来場者の関心も高く、中には「内窓を付けて生活感が変わった」と話す人もあって、樹脂サッシの認知度が次第に浸透しつつあることをうかがわせました。