1996年6月 No.17
 
 

塩ビニュース・フラッシュ――最近の新聞報道から

 
  • 前橋市の産廃処理業者・中毛が、廃プラを加熱、溶融し舗装用タイルやU字溝の蓋などに再生する廃プラ処理装置の実証プラントを完成。農業用ビニルなど塩ビの処理にも対応できる可能性があり、現在テスト中(日刊工業3/18)。
  • 福島県が農業用プラスチックの適性処理へ向け市町村、JA単位で協議会設置へ。費用や適正処理システムを検討(福島民報3/24)。
  • NKK鶴見事業所内に廃棄物のリサイクル関連プラントを集約した「環境R&Dセンター」を建設、実証試験開始。流動床式焼却炉、ガス化溶融炉、ごみ固形燃料化システムなど、一連のプラントのショールーム(神奈川新聞4/4)。
  • 茨城県の常総広域市町村事務組合が廃プラスチックの固形燃料化システムを導入。圏内初。試験操業の後、5月には本格稼動(茨城新聞5/5)。
  • 山梨県の産廃処理業者や排出事業者でつくる県産業廃棄物協会が、産廃の再利用促進のための情報交換システムを6月からスタート。廃プラ、建設廃材などリサイクル可能な廃棄物を、事業者間で取引して活用する県内初の試み(山梨日日5/5)。
  • 日本ビニル工業会農業用フィルム部会が、使用済み農ビの再製品化などでアイデアを公募。リサイクルを円滑に進め、拡大するための方策。採用には1点5万円の謝礼(毎日5/9)