2020年03月 No.109 

トップニュース

PVC Award 2019 受賞作品決定!

準大賞にアキレス㈱の屋外間仕切り
スカイクリア防炎&Ziptrak®ロールスクリーンシステム

優秀賞5点、審査員賞2点、入賞4点。新しい時代を切り開く塩ビ製品勢揃い

 加工性・耐久性・透明性など、塩ビならではの特性を生かした独創的な製品コンテスト「PVC Award 2019」の受賞作品が決まり、東京千代田区の如水会館で表彰式が開催されました(1月10日)

応募総数115点。市場性の高い製品

 「PVC Award」は、従来の「PVC Design Award」をリニューアルしたもので、今回が8回目。「新しい時代をCreateするPVC製品」をテーマに、6月1日〜10月31日の日程で製品募集が行われましたが、今回は、❶販売開始5年以内の商品(軟質・硬質全塩ビ製品、他の材料との複合品も含める)、❷商品化予定の製品、を募集対象とするなど、生活や社会のニーズに応える市場性の高い製品に重点を置いたのがポイントです。
 全国から寄せられた115点の製品について審査を行った結果(最終審査は11月。審査員は芝浦工業大学デザイン工学部の橋田規子教授、日刊工業新聞社の山本佳世子論説委員・編集委員ほか4名)、アキレス㈱の「スカイクリア防炎 & Ziptrak®ロールスクリーンシステム」が準大賞を受賞(大賞は該当なし)。このほか、優秀賞5点、審査員賞2点、入賞4点も決まり、表彰式では各賞の受賞者に横田実行委員長が表彰盾と副賞(準大賞は賞金50万円)を贈って、その功績を讃えました。

写真:橋田教授
橋田教授
写真:山本論説委員
山本論説委員

 準大賞受賞作品は、優れた耐候性・防炎性・透明性をもった屋外間仕切り用フィルム(スカイクリア防炎)と、専用フレーム(Ziptrak®ロールスクリーン)を組み合わせることにより、快適な屋外スペースを創り出すもので、開発チームを代表して受賞者となったアキレスの後藤修人さんは、「数多くの作品の中から準大賞に選んでいただき大変うれしく思っている。次は大賞を取れるように頑張ります」と、早くも次回の挑戦に思いを馳せていました。

写真:スカイクリア防炎 & Ziptrak®ロールスクリーンシステム
スカイクリア防炎&Ziptrak®ロールスクリーンシステム

写真:横田実行委員長(塩ビ工業・環境協会会長)から表彰盾を贈られる後藤さん(右)。
横田実行委員長(塩ビ工業・環境協会会長)から
表彰盾を贈られる後藤さん(右)。
写真:各賞の受賞者の皆さん
各賞の受賞者の皆さん
優秀賞5点
 
写真
弘進ゴム㈱の「ハイブリーダーガードHB-500」
写真
㈱LIXILの「ハイブリッド断熱サッシ PRESEA-H」
写真
㈱MTGの「TAIKAN STREAM」
写真
ランドポート㈱の「キャリー・ザ・サン」
写真
船橋㈱の「タフブラード」

「PVC Award 2019」の展示会、好評開催

 「PVC Award 2019」の受賞作品や主な応募作品およそ50点を紹介する展示会が、1月17日〜26日まで、東京丸の内の「GOOD DESIGN Marunouchi」(新国際ビル1F)で開催され、連日おおぜいの来場者でにぎわいました。中には、作品を手に取って「これは面白いね」「どこで買えるのかな」などと楽しげに話し合うカップルもいて、塩ビを素材とした新しいモノづくりに、おおいに興味をそそられている様子でした。

写真:「PVC Award 2019」の展示会の様子

▶︎ PVC Award 2019主催団体:塩ビ工業・環境協会/日本ビニル工業会/日本ビニール商業連合会/日本プラスチック製品加工組合連合会

▶︎ 協賛:東京ビニール商業協同組合/九州ビニール製品工業会