1993年9月 No.6
 
 

 
● 「ウエステック′93」で塩ビの有用性をPR、来場者からも熱心な反応

  「ウエステック′93 廃棄物処理・再資源化展」(主催=国際コンベンション株式会社)が、去る7月14日〜17日の4日間、千葉県の幕張メッセで開催されました。
  当協議会も5月の廃棄物処理展に引き続き、小型減容機ボトルボーイのデモンストレーションやリサイクル製品・各種パネルの展示、広報ビデオ「自然と叡知の結晶・塩ビ」の上映などを行って、塩ビの有用性や基礎知識をPRしました。会場を訪れた人の中からは、塩ビのリサイクルの現状や焼却技術などについて連日、熱心な質問や意見が寄せられていました。

 

 

 

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● 廃棄物処理展でのアンケート調査結果 −省資源性などへの認識高まる


  「′93廃棄物処理展」(5月10日〜13日開催。本紙第5号の記事参照)の会場で当協議会が実施したアンケート調査の結果がまとまりました。簡単にその要点をご紹介してみましょう(回答者数1912人)。
 
 質問は塩ビ製品の知識、塩ビの省資源性や再利用状況に関する知識、塩ビに対する印象などを尋ねたものですが、塩ビが塩と石油でできた省資源素材であることを知っていた人は全体の59%、農ビ・電線被覆などの再利用が進んでいることを知っていた人は49%という結果でした。また、塩ビへの印象を「展示会に来て見直した」と答えた人は70%に達しました。当協議会では昨年の東京包装展でも同様の調査を実施していますが(結果は本紙第3号)、これと比較すると省資源性や再利用状況に関する認識が少しずつ向上する傾向が見えるようです。

 

● 講演等活動状況−東大農学部環境講座、日本包装技術協会研究会で講演

  6月以降の講演会等への主な参加状況は次のとおりです。
 ・6月7日、依田勝男委員(東ソー)、佐々木慎介委員(同)の両名が、東大農 学部の植物栄養肥料学教室で『プラスチック全般〜塩ビのリサイクル』をテー マに講演を行った。農芸化学科4年生対象の環境化学講座の一貫として開かれ たもので、塩ビの基礎知識普及にとって非常に良い機会となった。
 ・6月23日、鈴木正保委員(呉羽化学)は、日本包装技術協会の月例研究会で 「プラスチック廃棄物のリサイクルと資源活用」と題して講演した。出席者は 約100名で、特に塩ビの焼却問題について質問が相次いだ。